【NEWS】2019.8.28 update / 広島大学に設計演習の授業とレクチャー講師で行ってきました!

授業の受講生は学部4年生。
卒論・卒制で忙しい中、意欲的な4人の学生があらかじめ出題しておいた設計課題に取り組んでくれました。

そもそもなぜ今回私が講師に招待されたのかというと、3月に広島県熊野町で開催された防災センターコンペの際、公開二次審査会に広島大学の学生さんが見に来て興味を持ってくださったからです。
コンペは負けてしまいましたが、また東広島に行くことができてとてもうれしく感じました。

広島空港は山の中にあるため、霧が発生して飛行機が着陸できないことがよくあるそうです。
東京から私が乗った飛行機も、空港の上空まで着いたものの、一時間ほど旋回した結果、霧が晴れず、大阪伊丹空港に引き返しました。
そこから新幹線に乗り継いで、広島大学のある西条の町に着いたのは、夜18時過ぎ。
午後からの予定であった授業を、急遽懇親会会場であった居酒屋で行いました(笑)。

居酒屋は、中心市街地の広場に、仮設のプレハブでつくられた場所。
仮設商店街で飲むことが東北の被災地を思い出して懐かしく、お酒と共にエスキスも気持ちよく行うことができました。

翌日は朝からレクチャー。
夏休み中にも関わらず、4年生から修士2年生まで計16人が参加しました。
「みんなの家のように建築を自分もつくれたらすばらしいと思う。」と感想を言ってくれました。
今回のコーディネートをしてくださった都市計画・防災がご専門の田中教授は「自分が学生の時は、建築家が『人が集まる場所をつくる』とか『コミュニティ』という言葉をこれほど使っていなかった。大分変わってきたなと感じた。」とのコメントをいただきました。