2016.12.8 up date / 長谷工コンペフォーラムにゲストパネリストとして参加しました

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長谷工コンペ10周年記念フォーラム(12月4日)にゲストパネリストとして参加しました!

会場には、400人の学生が集まり、私は、第1回長谷工コンペの優勝者として、
建築家の隈研吾氏、乾久美子氏、藤本壮介氏、長谷工コーポレーションの大栗会長、池上常務、
新建築の四方編集長とともに「集合住宅の現代の課題とこれから」について議論をしました。

隈氏は、3.11の前と後では学生の感じ方が変わってきている(案が白から茶色になってきた)、
と述べた上で、集合住宅は建築のテーマとして一番難しく、
美術館などはもっとずっと自由にやれるが、集合住宅は解かなければいけないことが非常に多く、
それだけやりがいのあるテーマだと述べました。
乾氏は、集合住宅は、生活全般を考えなければいけないのと同時に、
都市の中で大変な存在であるという二つの要素を抱えつつ、一方で、
ある仮説をたてて未来を見通すチャンスでもある、と述べました。
藤本氏は、集合住宅は住み方の新しい風景をつくることであり、
小さな社会をどういう風に考えるかがポイントであると述べました。
私は、この10年の変化として、プログラムを考えて問題解決するような案が増えており、
集合住宅においても、ハードだけではなくプログラムや中身の提案が求められていることと、
3.11以降、切妻の案が増えており、震災を契機にある種の合理性が感じられたことなどを述べました。

最も印象的だったのは、隈氏が学生へのメッセージとして、原 広司氏(隈氏の師匠)が、
師匠である丹下健三氏から聞いた言葉を述べたことです。
「建築家に最も重要なのは、『才能』ではなく『粘り』だ。」
これを聞いて、よし!これからも粘り続けよう、と気持ちを新たにしました。