【NEWS】2025.3.7 update / 輪島市の旧深見小学校の屋上に露天風呂につくります!








輪島市深見町の旧深見小学校(深見センター)の屋上に露天風呂につくります。
きっかけは、「東京ビックサイトで3日間展示に使ったCLTパネルを廃棄する予定ですが、高池さんは使うアテありますか?」と知人から聞かれたことです。
能登被災地を訪れ、何か自分にできることはないか考えていた最中であったため、即座に「能登に持っていきたいです!」と回答しました。
深見町は、千枚田にほど近い、田園風景と断崖絶壁の日本海が臨める美しい場所です。
住民の大半が70代以上、集落をこれからどうやって維持していくのかという問題がありました。
この問題が、震災で集落が孤立したことによって、10年前倒しとなりました。
この地に、10年前に東京から移住した佐藤克己さん、坂井実香さんは、
震災前から「NPO法人紡ぎ組」を立ち上げ、深見荘という民泊の運営や地域活動をしていました。
震災が起き、地元唯一の若手として、復興支援活動の最前線で活動しています。
深見荘は中規模半壊となりましたが、近くの旧深見小学校は築50年の鉄筋コンクリート造で、震災後も大きな損傷なく残りました。現在はここを拠点に、ボランティアセンターの運営をしています。
「深見小学校に泊まっているボランティアや解体業者の方たち、輪島市内の子どもたちに、絶景を臨む露天風呂に入ってほしい」という彼らの願いを実現するため、一緒に校舎の屋上に露天風呂を作ることになりました。
廃材であるCLTパネルと集成材を企業から提供いただき、風の強い屋上に設置するために必要な鉄骨は、富山の鉄骨工場から寄付していただけることになりました。
ウッドデッキは地元の能登ヒバを使う予定です。
この春、完成予定!
完成したら、どうぞお風呂に入りに来て下さい。