【NEWS】2019.12.19 UPDATE「第1回 ケンチクテーブル」を開催しました!

ケンチクテーブルとは・・・
今、高池事務所で進行中のプロジェクト模型を並べたテーブルを囲んで、ゲストとして同世代の建築家を招待し、みんなで建築を語り合う小さなイベント。

第1回ゲストは、建築家の高塚章夫氏(伊東豊雄建築設計事務所出身)、針谷将史氏(隈研吾建築設計事務所出身)、武田清明氏(隈研吾建築設計事務所出身)にお越しいただきました。

今回は大きくふたつのプロジェクトについて語らいました。

ひとつめは、千葉県八千代市で計画中の、街自体がこれからつくられるニュータウンでの住宅プロジェクトについて。
針谷氏から「”ノーコンテクストというコンテクスト”をどうつくるのかがテーマになりそうな場所だ」という意見がありました。
武田氏からは「将来的には周りに家が建て込んでくるので、”距離のデザイン”を考えるのはどうか」、
高塚氏からは「そもそもこれだけたくさんの模型をお施主様に見せても選べないのではないか、
建築家の側で案をしぼってからプレゼンする方がよいのでは」などと、
設計の考え方からプレゼンの方法まで、議論は多岐に渡りました。

ふたつめは、都内に計画中のカフェテリアのプロジェクトについて。
三者から「中央に出ているブレースがない方がよいのでは」というご意見。
針谷氏から「構造的なバランスが悪いのではないか。現在厨房のボリュームが飛び出しているが、同じように反対側にもボリュームを出し、そこを耐震要素に使えるとバランスがよくなってくるのではないか」とのアドバイスをいただきました。

同世代の建築家の方々とこうして語りあうと、普段自分ではなかなか思いつかないような発想や、新たな視点、ヒントが生まれ、とても刺激を受けました。今後「ケンチクテーブル」は定期的に開催していきたいと思います!

ちなみに、今回の食事のメインは釜石から生きたまま届いた「泳ぐホタテ」。
直接コンロで炙りお醤油をちょろっとたらして熱々でいただく大粒のホタテは、
ゲストのみなさんからおいしい!と大好評でした。